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9 Lives Musicの紹介用ムービーを作る。

私たちエントデックミュージックが日本でのサブ出版を担当している英国のミュージックライブラリー、9 Lives Music。全46枚のジャケ写を使って簡単ながらデモムービーを作成しました。

Keynoteでたった4枚のスライドだけど、やはりアップル製品は何をやってもハイセンス、今回はiPod系のCM風を狙って作成しました。

スライドが出来たらH264で書き出してLogicProで音付け、使用した曲は「NLM046 Magic Lights – Anthony Young」 勿論、9Lives Musicの音源。

LogicProから音楽付きでムービーを書きだして動画共有サイトViddlerにアップロード。

Viddlerにアップロードする利点はWordPressプラグインを使うと投稿編集画面にメニューが出てきてワンクリックで選択挿入できるからです。右の写真の映写機アイコンがViddlerのリンク、これをクリックして選択画面が出てきます。とっても便利。

[viddler id-b2174d13 h-370 w-437]

出来上がったムービーがこれ、かなりアップル風です。

使った曲もいい加減に選んだ割にいい曲ですね。

9 Lives Musicはこんな素敵な歌モノも揃ってます。

追記:
Viddlerを使った場合、iPhoneでの閲覧が上手く出来ないので取り敢えずYoutubeを併用します。
このあたりの問題は何方か情報お願いします。

映像と音楽の距離感

「選曲家」という職業。

テレビや映画等に音楽を付けたり作ったりするセクションで、

簡単に見えて非常に奥が深い仕事である。


「選曲なんて誰でもできる。」なんてよく言われます。たしかにその通り。ある特定のシチュエーションに曲を探すのだが、厳密に言うと曲を選んで作品全体の音の構成を考える作業になってくる。その「選曲家」と呼ばれる人たちは「音を選ぶ」ことで映像に芸術性を付加している。つまり、選曲は芸術である。(曲を選ぶというシンプルな行為ではあるけれど)「映像と音楽の距離感」、ちょっと感覚的だがその距離感から生まれる選曲が芸術であると。

例えば、「ある男がケンカをしているアクションシーン」がある。

1,アップテンポなハードな曲を付ける。→アクションが強調されスリリングになる。

2,スローな悲しい曲を付ける→自分の意と反したケンカであるという、やるせなさを表現できる。

思いっきりベタな例ですがこの2つは「映像と音楽の距離感」が全く異なります。

普通は1番目の手法で、2番目の選曲手法は出来そうで出来ないものです。理由は映像(アクション)のテンポに音がマッチしてないからです。しかしそのミスマッチ感が新鮮だったりします。2番目の手法を最初にやった人は偉大だと思いますね。映像にマッチしない音を付けて別の感情を浮き彫りにする、これは芸術的じゃないでしょうか?

気がつけば自分も20年以上その選曲家をやってきましたが、いまだに選曲は難しいと感じます。なにしろ決定的な方法論がないし、マニュアルがない。”こういうシーンにはこういう曲”といった定番は存在しても、必ずしもそれが正解ではないし。その時の流行に左右されることもしばしばあるし、答えは無数にあるし。そんな選曲という仕事で監督やプロデューサーに喜んでもらうためには自分で創り上げた独自の距離感が必要になる。「喜んでもらうため」と書いたのは決して自分の嗜好に合う作品ばかりではないってことです。

自分があまり得意でないジャンルの音楽で構成しなければならないこともある、それがプロの仕事。

しかし面白いことに不得手なジャンルの音楽を使っても自分の距離感で音を付けてゆく。

その絶対的な距離感を持つことが選曲家の存在意義だったり品格であると感じています。


ちょっと前にこんな企画を考えました。

ある映像素材を用意して、使う曲は決まっていて何処にどういれるかは選曲家のセンスに委ねられる。これを何人かの選曲家でバトルをしたらかなり面白いものになるのではないか?選曲家それぞれが映像に対する接し方、距離感が違う、だけど使う素材は一緒。なんか「料理の鉄人」みたいだけど。

そもそも勝ち負けの問題ではないが、投票で勝者を決めるのもいい。実現するとしたらTVでは番組枠の制限があるから”USTREAM向け”の企画だが、「映像と音楽の距離感」がそれぞれの個性となって必ず実感出来るはず。選曲家に限らず、作曲家や音響効果さんといった音に携わる人はみんなその絶対的な距離感を持っていて、そのシンプルな感覚で様々な仕事をこなしている。自分の引き出しは一つでも、それに無限の奥行きを与えて日々努力している。演出家や作曲家だけでなく選曲家にも注目しても面白い。

真剣に考えてみようかな「選曲の鉄人」企画。




Keynoteで簡単にFlashを作ってみる。

もともと企画説明用に購入したアップルのKeynote09。前回はあまりのビジュアルエフェクトの素晴らしさに簡単なプロモを作ってみました。これくらい簡単にFlashムービーが作れたらなぁと感じていたら前回のバージョンまでは出来たらしいではないですか!。やはりジョブズのFlash嫌いは徹底しているなと思いつつ調べていると方法がありました。

単純にH264からSWF形式に変換すればFlashとして扱える、なんて当たり前なこと(笑)しかしH264からFlashに変換するアプリってありましたっけ?(ひょっとして自分がやった事が無いだけで普通にできることかもしれませんが)

使ったアプリケーションはE.M. Total Video Converter For Mac 2.4.1という市販品。ムービーのFlash変換に対応していました。これはラッキーです。価格は29.95ドル、しかしダウンロード版は試用できます。このアプリ、多機能ビデオコンバーターですが、かなり沢山のフォーマットに対応していて凄いです、個人的にはMpegStreamClipを超えるかも。まだ試してはいませんがAVCHDフォーマットに変換出来る項目もありました。個人的には数年前にAVCHDに対応するだけのために海外のシェアウェアを買い漁った記憶があり、そこに反応しちゃいました。

設定はこんな感じ。

ビデオとオーディオの設定はこのようにしてKeynoteムービーを.swf形式に書き出し。

これでWordPressの埋め込みメディアに利用できるFlashが作れました。Flashのクオリティに関しては色々とトライしてみる必要があるようですね。とにかく、簡単な動きだけのFlashムービーなら作れそうですね。

しかしながらこのアプリ、High Qualityモードにすると落ちてしまったりまだ不明なバグもあります。しばらくは試用モードかな。

追記:今は殆どのアプリケーションがSWF変換に対応しているようですね。いやはやなんとも勉強不足でした。

Keynoteでティーザーを作ってみる。

「ティーザー」って何?って思うかもしれませんが、要するにチラ見せ広告のこと。音楽のデモムービーの事は別の呼び方をするかもしれないが、いわゆる番宣ですね。
さて、今回は素材も何も無い状態で取り敢えずイメージだけを伝える「作品みたいな物」を作りました。これはエントデックのETDKレーベルの音楽紹介用ムービーの試作品で使ったアプリはKeynote。
私はKeynoteの文字のエフェクトが好きなんですよね。誰が作ってもハイセンスになりますから。
ちなみに使われているフォトは既存テーマのデフォールトなので本番は違うフォトに変わる予定です。
[viddler id-d767ac99 h-370 w-437]

プレゼンテーションのアプリもアップル製品となると簡単に見栄えの良いものが出来上がります。
さすがアップル。
そして今回はアップロード場所にViddlerを選択、ここはSoundCloudみたいにムービーのタイムラインにコメントを残せます。WordPressのプラグインを使うと投稿も簡単でムービーにサイドマークも入れることが出来る。とっても便利なサービスです。

次は真剣にプレゼン用スライドをつくってみようかな。

iPhoneだけでブログ更新に挑戦してみる。

ひょんなきっかけで参加させて頂いたブロガー、パブリッシャー、アプリ開発者さんやユーザーの集まり、Dpub。お陰様でこうやってTextForceを使ってブログの下書きから、flickr経由での写真の貼り付けがiPhoneでスムーズにこなせる。iPhoneでflickrにアップロードしておいてブックマークレットで自動的にリンクを挿入、シンプルな作業で完結できる。素晴らしいです。そんな感じで今はWordPressを本格的にやろうとしています。去年、WPサイトを立ち上げたときに勉強すべきだったと後悔しつつもコツコツやっていきます。

Textforce – Dropbox text editing 1.6(¥450)

iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.0 以降が必要

Textforce – Dropbox text editing 1.6
カテゴリ: 仕事効率化
価格: ¥450 App
更新: 2011/02/08

iPhoneiPhone
なにはともあれこのTextforceは便利ですね。Dropboxユーザーなら必携です。それから「普通のサラリーマンのiPhone日記」のヒロさんのブックマークレットはホント便利の一言につきます。
あとAPIキーやら何やらハードル高めな設定項目を解説してくれている「なまら春友流」の春友さんやブロガーの皆さんに感謝ですね。

iPhoneだけでブログを更新する方法 はてな版 – 春友日記 ~なまらiPhone~



Bookmarklet | 普通のサラリーマンのiPhone日記



とりあえずiPhoneでここまで簡単にできました!目の前にiMacがありますけどσ(^◇^;)。
次なる課題はSoundCloudからの音楽付きブログ更新だなぁと思ってます。今度ヒロさんに聞いてみよう!

24のあの有名な音を再現してみた。

「24」と言えばジャック・バウワーです。誰もが知っている海外ドラマ。

そのドラマの「顔」になる音といったら普通はメインテーマなのですが、「24-Twenty Four-」ではあの有名な「カウントダウンSE」がその役目を担っています。電子音と重低音の繰り返しで構成されたこのCMキャッチ用のSEはまさにこのドラマの代名詞ですよね。

ちょっと分析してみると、電子音は時限爆弾のカウントダウンですね、で、重低音はなんだろう?

真剣に音を分析するまではバスドラムの加工した音だろうと思っていましたが、

これ、爆発音なんですね(多分w)。

つまり爆弾テロをモチーフにしたサウンドコラージュ作品だったんですね。(今更気付くなってツッコミはなし)

爆発音っていうのはリリース部分(余韻ですね)をタップリ聞いて初めてその音と認識出来るので、電子音と交互に規則的に構成されると爆発音に聞こえません。しかしながら音の持つ潜在的な部分で危機感を醸し出しているんですね。シンプルながらかなり深い音です。

ここまで分かれば簡単なので作ってみました。

まずはこんな爆発音をもとに

どうです?それっぽい感じにオマージュ出来たでしょう。もうちょっとキーは低めですかね。

「音」言うものは不思議で余韻をカットしたり、アタック部分(音の始まり)をフェードインしたりするとまったく別のモノになってしまいます。

その音の最大の特徴をフェイクし新しい作品として送り出しているいい例ですね。

あ、そんなの知ってるよってツッコミも無しです。

音の加工は深いものがあります。

音を言葉で表すのはムズカシイ。

映像メディアに関わって音楽を選ぶ場合、私たち選曲家はディレクターやプロデューサーと打ち合わせをします。そんな時に気になるのが音楽を表現する言葉です。

「政治ネタなんでカタい感じで」とか、「砕けネタだから柔らかめでね」とか、「もっと濃い感じがいいんだよね」とか、「押しの強い感じでお願い!」とか、最後に「ニンニク入れますか?」って言ってやりたいほど意味不明なやり取りもあったりします。

音のイメージを言葉に変換して伝えるのって至難の業ですが、こういったキーワードが作品を変えてしまう事もあるから要注意です。例えば、一般に「カタい」って言うと高音域が強調されている場合を指すんですが「手堅い」という意味もありますし「柔らかい」音はアコースティックギターの温かみのある音だったり。「濃い感じ」や「押しの強い」はそのままズバリですね、今や日常会話でも使われます。

つまりはそういったイメージの湧くキーワードを沢山用意してディレクターやプロデューサーの設計図をあぶり出す作業が重要だったりします。キーワードを出して吟味していく内に理想としているサウンドや楽曲イメージが浮き上がってくるんですね。音を言葉でコミュケーションするときは語彙を増やすように心がけたいものです。

サウンドコラージュニストの宮川亮氏が面白いことを言っていました。

「高い音は緊張感を煽り、低い音は不安感を煽る」

面白いテクニックですね、キーンと緊張してドーンと不安になるって事でしょうか。おまけに細かいシーケンスフレーズで刻みを入れれば焦燥感も煽れます。

例えばこんな感じでしょうか?

どうでしょうか、緊張して不安で焦燥感を感じることが出来ましたか?音の質感をシーンのイメージに当てはめるテクニックも理論として確立する作業も面白いものです。