「24」と言えばジャック・バウワーです。誰もが知っている海外ドラマ。
そのドラマの「顔」になる音といったら普通はメインテーマなのですが、「24-Twenty Four-」ではあの有名な「カウントダウンSE」がその役目を担っています。電子音と重低音の繰り返しで構成されたこのCMキャッチ用のSEはまさにこのドラマの代名詞ですよね。
ちょっと分析してみると、電子音は時限爆弾のカウントダウンですね、で、重低音はなんだろう?
真剣に音を分析するまではバスドラムの加工した音だろうと思っていましたが、
これ、爆発音なんですね(多分w)。
つまり爆弾テロをモチーフにしたサウンドコラージュ作品だったんですね。(今更気付くなってツッコミはなし)
爆発音っていうのはリリース部分(余韻ですね)をタップリ聞いて初めてその音と認識出来るので、電子音と交互に規則的に構成されると爆発音に聞こえません。しかしながら音の持つ潜在的な部分で危機感を醸し出しているんですね。シンプルながらかなり深い音です。
ここまで分かれば簡単なので作ってみました。
まずはこんな爆発音をもとに
どうです?それっぽい感じにオマージュ出来たでしょう。もうちょっとキーは低めですかね。
「音」言うものは不思議で余韻をカットしたり、アタック部分(音の始まり)をフェードインしたりするとまったく別のモノになってしまいます。
その音の最大の特徴をフェイクし新しい作品として送り出しているいい例ですね。
あ、そんなの知ってるよってツッコミも無しです。
音の加工は深いものがあります。
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