いよいよ待望のMac OSX Lionがデビューして早速インストールしたユーザーも多いと思う。私もその一人、なんと、今か今かとMacAppStoreをリロードしまくった派である。約4ギガ弱のインストーラーをダウンロードして(これがやっぱり皆でアクセスしたせいか遅かった)念願のライオンにアップデート完了!まずはデスクトップを富士山に変えて、ミッションコントロールをチェック、とてもいい感じだ。さらにサファリでウェブを見てみると凄い、ページバックとフォワードがスワイプで移動出来る!でも何か変だ?方向が逆で違和感がある?
なんと、マジックマウスの背中部分で縦横方向に動かすアクションが逆なのだ!
これはさすがに使いづらいので、とりあえず【システム環境設定>マウス】をチェック。
「スクロールの方向:ナチュラル」問題はこの設定にあった。チェックを外して今までのフィールに戻った。
現在、今までのスクロールアクションに戻しているためチェックを外してあるが、デフォールトではオンになってるのだ。つまり、この「スクロールの方向:ナチュラル」が僕にはナチュラルではなかったという事だ。若干悲しくなった、ついに自分も時代から取り残されるのか?何でこんな事になったのか?少し考えてピンと来た、それは新機能LaunchPadの存在だ。
ある意味、LaunchPadはMacOSXで今までと一番異なるフィールを持つ新機能であり、今となっては御馴染みのiOSのスプリングボードと同機能である。しかし、基本的にiOSデバイスとMacOSデバイスはポインティングデバイスが違う。もちろんiOSのポインティングデバイスは「指」でありコンテンツを指で動かすというアクションをする、しかしMacOSではポインティングデバイスは「マウスカーソル」だ。ここで混乱する。コンテンツを移動するべきか、カーソルを移動するべきか?ユーザーの主観はコンテンツなのか?カーソルなのか?
いままでのマウスカーソル体験からすると新機能LaunchPadはスワイプ方向にやや無理があり、iPadのホーム画面のようにLaunchPadを有効に使うにはタッチスクリーンが不可欠なんだと思う。
しかしながらMacBookAirにタッチスクリーンなんか搭載してしまえば、ますますiPadの存在意義が希薄になるはずだ、金額的にもMacBookAirは安い。今回のLionに於けるLaunchPadの登場はMacがデビューしてから、その存在を共にしてきたマウスカーソルの在り方を考え直す必要があるという事を示唆している。
加えてパーソナルコンピューターにおけるポインティングデバイスの変革が始まろうとしてるのかもしれない。
これもまたアップルによって。